一斉休漁に関して。 ― 2008/07/15 00:07
久しぶりにテレビを見てイライラしました。
漁業者が一斉休漁をしています。
この理由は、原油価格の高騰によって漁に出ればでるほど赤字がでるためだそうです。
でも、それだけではありません。
今の日本では、小売りの大企業の力が強く、
価格は彼らの手によって動かされていると言っても言い過ぎではないでしょう。
原油が高くなるのなら、
小売価格が高くなるのが当たり前です。
それを無理矢理押さえられているのが漁業者の現状です。
僕がイライラするのは、
この問題の最終的なポイントを
「消費者にとってつらい」
とするメディアがあまりに多いことです。
そりゃぁ消費者ももちろん何もかもが高くなって大変ですが、
漁業者はもはや生きるか死ぬかの選択を迫られているのに近いんです。
「このままでは死人(自殺者)がでる」と、
メディアはちゃんと報道しているというのに、
結局、大多数である消費者に響きがいいように作り替えているように思えてなりません。
生産者は消費者と同じ人間です。
いや、生産者なくして消費者は生きていけないことを考えれば、
もっと消費者は生産者に敬意を払って然りでしょう。
今の小売業があまりに大きな力を持っているのはよくわかります。
田舎に行けば、その恐ろしさがわかります。
全ての消費を自分たちのところに集中させる力があります。
巨大な駐車場は夕方になれば車で溢れかえります。
「休漁の実行は以前から公表されていたため、スーパー大手の「イトーヨーカ堂」では冷凍の魚を準備し、専用のいけすにも養殖の鮮魚を蓄えている。江戸川区のあるスーパーの生鮮担当者は「刺し身を小さな容器で売るなどして、価格維持に努める」と話した。」
結局スーパーが勝つんです。
このままでは生産者が本当に生きていけなくなっていまいます。
それだけの力を、小売りが持ってしまっているんです。
消費が変わらないと。
価格で買うか否かを決める生活が変わらないと、
僕らは漁業者を殺すことになります。
日本は、生産者を殺そうとしているのかもしれません。
それは、本当に近くにいる人たちで、
僕らを根底から支えてくれている人たちなのに。
僕が今、世の中がやるべきだと思うことを言っておきます。
・小売業は卸売りから安値で買いたたかないこと。
・消費者は、「安いから」という理由だけで買うものを決めないこと。
・どうしても生活が苦しい人には、国が援助をすること。
漁業者が一斉休漁をしています。
この理由は、原油価格の高騰によって漁に出ればでるほど赤字がでるためだそうです。
でも、それだけではありません。
今の日本では、小売りの大企業の力が強く、
価格は彼らの手によって動かされていると言っても言い過ぎではないでしょう。
原油が高くなるのなら、
小売価格が高くなるのが当たり前です。
それを無理矢理押さえられているのが漁業者の現状です。
僕がイライラするのは、
この問題の最終的なポイントを
「消費者にとってつらい」
とするメディアがあまりに多いことです。
そりゃぁ消費者ももちろん何もかもが高くなって大変ですが、
漁業者はもはや生きるか死ぬかの選択を迫られているのに近いんです。
「このままでは死人(自殺者)がでる」と、
メディアはちゃんと報道しているというのに、
結局、大多数である消費者に響きがいいように作り替えているように思えてなりません。
生産者は消費者と同じ人間です。
いや、生産者なくして消費者は生きていけないことを考えれば、
もっと消費者は生産者に敬意を払って然りでしょう。
今の小売業があまりに大きな力を持っているのはよくわかります。
田舎に行けば、その恐ろしさがわかります。
全ての消費を自分たちのところに集中させる力があります。
巨大な駐車場は夕方になれば車で溢れかえります。
「休漁の実行は以前から公表されていたため、スーパー大手の「イトーヨーカ堂」では冷凍の魚を準備し、専用のいけすにも養殖の鮮魚を蓄えている。江戸川区のあるスーパーの生鮮担当者は「刺し身を小さな容器で売るなどして、価格維持に努める」と話した。」
結局スーパーが勝つんです。
このままでは生産者が本当に生きていけなくなっていまいます。
それだけの力を、小売りが持ってしまっているんです。
消費が変わらないと。
価格で買うか否かを決める生活が変わらないと、
僕らは漁業者を殺すことになります。
日本は、生産者を殺そうとしているのかもしれません。
それは、本当に近くにいる人たちで、
僕らを根底から支えてくれている人たちなのに。
僕が今、世の中がやるべきだと思うことを言っておきます。
・小売業は卸売りから安値で買いたたかないこと。
・消費者は、「安いから」という理由だけで買うものを決めないこと。
・どうしても生活が苦しい人には、国が援助をすること。
コメント
_ s ― 2008/07/15 20:19
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「一つの時代にあっても,地域によっていろいろの差があり,それをまた先進と後進という形で簡単に割り切ってはいけないのではないだろうか.またわれわれは,ともすると前代の世界や自分たちより下層の社会に生きる人々を卑小に見たがる傾向がつよい.それで一種の悲痛感を持ちたがるものだが,御本人たちの立場や考え方に立って見ることも必要でないかと思う.」
『忘れられた日本人』の中で,宮本常一が言っていた言葉が身に染みますね.